UNIX MAGAZINE 2004年5月号

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目次

連載 /UNIX Communication Notes - ー 0 ができる。混乱を避けるために、各作業者 (Word では 、、校閲者 " と呼ぶ ) を登録するときは、それぞれの整合性 が崩れないように注意する。 4. 適当な作業区切りでファイルを CVS リポジトリに書き 戻す これは、 CVS の従来どおりの使い方である。ただし、 CVS 側では word のファイルの差分管理はできないの で、 1 つのバイナリファイルとして扱い、全体を置き換 えるように設疋する。したがって、頻繁にリポジトリに 書き戻すべきではない。 5. 原本への反映 各パートの編集権限をもつ責任者は、最終的に修正を採 用するかどうかを決め、その結果を原本に反映させる。 CVS が素直に使える環境とくらべると作業効率カち る可能性はあるが、ネットワーク環境でも CVS サーバー を用意すれば、作業カ率的に進められるはずである。 このように考えると、 差分の管理 ・ロックの管理 の 2 点が、並行して文書を作成する際のポイントといって もよい。 2 つの、 VebDAV インターフェイスの理由 前回までに紹介した WebDAV では、この 2 つの機能 カ捌々に実装されている。 3 月号でとりあげた、 WebDAV ファイルシステムで構築された通常の WebDAV 環境は、 以下の機能を提供する。 遠隔の WWW サーバーで提供されるファイル資源の ・ファイルのロック機能 ( 複数のユーザーカ坏用意にファ イルをオープンし、中身の整合性がとれなくなるといっ た事態カけられる ) また、前号でとりあげたサカヾージョン機能は、まさし くネットワークエ竟での CVS サーバーを WebDAV イン ターフェイスで実現したものといえる。しかし、前回も述 べたように、差分管理の対象となるファイルは、通常のテ キストファイル ( バイナリファイルではないもの ) に限定 UNIX MAGAZINE 2004.5 される。 WebDAV のこれらの機能をうまく使えば、複数のユー ザーが並行して文書を作成する竟が実現できる。 残念ながら、 WebDAV を用いてサービスを構築しようとす る運用責任者はまだ少新である。いうまでもなく、 WebDAV は WWW サーバーに統合されたサービスである。そのため、 WWW サーノヾーのセキュリティ・ホールや、運用にカ功、わるセ キュリティ対策などカになるのか、なかなか GO サインを出さ ない運用責任者が多いようだ。だが、数年前とは違い、各種の資源 管理が可能な竟を作るための道具カ輔っている現在では、このよ うな理由はたんなる言い訳である。もっと積極的に、新しいサー ビスに挑戦する気概をもってほしいものだ。 アイデアの集約 共同で文書を作成する場合、まず考えなくてはならない のは、文書の構造である。いったん全体の構成を決めたら、 それにもとづいて文章を書いていく。 そのために、さまざまなメカニズムが考えられてきた。 たとえば、エデイタやワードプロセッサのアウトライン・ モードも、その 1 つである。じつをいうと、私はアウトラ イン・モードが大好きで、 Emacs でも Word でも使ってい る。文書全体を見渡せるので、全体的にバランスがとれて いるか、書き漏らしたことがないかを比較的簡単にチェッ クできる。 また、スティッキー・ノート ( 製品としては 3 の Post ー it カ陏名 ) でアイデアを整理する方法もよく知られている。 私自身も、次のようにして何回か使ったことがある。 55 理構造力分かりやすい構造を作る。 に合わせて貼る場所を変え、できるかぎり見やすく、論 ん反映させる。 Post-it を貼り、グルーフ分けし、構造 論議していくと文書の構造カ畯わるので、それをどんど えていく。 3. ホワイトボード上の Post-it を見ながら文書の構造を考 ていく。 2. 記入済みの Post-it は、ホワイトボードの左端から貼っ の色を変えてもよいだろう ) 。 ず書いた人の名前を記しておく ( 記入者ごとに Post-it を目標とする。また、 1 枚 1 枚の P 。 st ー it には、かなら き、内容の粒度はあまり気にせず、とにかく書き出すこと らないことを Post-it にどんどん書いていく。このと 1. 全員でミーティングをしながら、文書に含めなければな

U N ー X Communication N0tes 191 山口英 広帯域インターネット時代の情報共有 ( 4 ) WiKi の活用 終りなき文書作成の日々 る人間が多くなればなるほど、 CVS の利点は大きくなる。 作成する文書が大規模になればなるほど、そして、かかわ した場合には、手作業で解消しなければならない。しかし、 内容を更新していけるからである。もちろん、更新カ突 この場合、複数の文書作成者が並行して作業をおこない、 の管理ができる。 み合わせれば、 CVS の利点を最大限に活かすかたちで文書 たがって、 CVS (Concurrent Versions System) と組 する文書のソースは、普通のテキストファイルである。し の問題はあっけないほど簡単に解決できる。 IAEX で作成 たとえば、誰もが I で文書を作成するのなら、 意外なほどの難問なのである。 ようにして作ればよいかということだ。ところが、これは は、多くの人が共同で文書を作成するための環境を、どの うになった。その頻度が増せは増すほど気になってくるの 最近は、誰もが当然のように文書を電子的に作成するよ 差分管理かロックか ったにないといってもよい。 最後まで誰の手も借りずに 1 人で文書を作成する機会はめ いほど途中で誰かの手を煩わせている。つまり、最初から である。その数少ない単著にしても、かならすといってよ 文は連名で発表されるのが普通であり、単著はきわめて稀 たとえば、私にとって馴染み深い科・学オ麪断領域の学術論 で作るわけではなく、多くの人の手が入っている。 作成している。しかも、そういった文書はたいていは 1 人 私たちは、毎日の仕事のなかで本当にたくさんの文書を 54 CVS との併用には、もう 1 つ、差分の管理という利点も ある。文書の変更部分、つまり差分だけを管理すればよい ので、作成するのが長大な文書であっても、不要なコピー をあまり作らずにすむ。 による文書作成では、この 2 つの利点を最大限に 活かせるのである。 ところが、 Word やー - ー・太郎などを使っている場合は、文 書データがバイナリファイルなので、差分の管理はそう簡 単ではない。 CVS でむりやり管理しようとすると、ファ イル全体を 1 つの版として扱うため、並行して作業を進め るのカ攤しくなってしまう。このようなアプリケーション の利用を前提としているときは、 CVS はたんなるロック機 構としてしか使えない。 アプリケーション自体に差分管理の機能があれば、これ を利用してもいいだろう。たとえば、 Word には差分の記 録や管理をおこなうための機能がある。この機能を CVS と組み合わせると、次のような手川頁で文書の共同作成がで きる。 1. 作業単位でファイルを分割する たとえば、分担して執筆するのなら、執筆担当者ごとに ファイルを用意する。 2. CVS ではファイルのロックを管理する 誰かカ乍業中のファイルにはロックを設定し、ほかの作 業者カ材く用意にファイルを更新しないようにする。 3. 作業中のファイルでは変更履歴機能を有効にし、修正を 言求する Word では、変更履歴機能を有効にしておくと、誰がファ イルのどこをどのように書き直したか、削除したか、加 筆したかを言泉できる。さらに、コメントもつけること UNIX MAGAZINE 2004.5

SC 翡 好評発売中 ! Linux ブートプロセスを みる Linux の プートプロセスをみる 白第第生 - ドアーヤ′そリ ュ」サプセズ′囀 vut ー , 3 カヤネ物チバッ第 会によって規格化されている仕様。仕様名には、 、、 ISO /IEC" の後ろに番号カ附く。 ISO は非電気分野の国際 標準化機関で、電気分野は IEC (lnternational EIec- trotechnical Commission) カ甘旦当する。 NFC (Near Field Communication) : ソニーと Philips が開発した短距離無線通信規格。 13.56MHz 帯を用い て、 20cm 程度の双方向通信カ河能。最大 212Kbps の 通信速度をもち、 IC カード以外の家電などにも応用され ている。もともと Felica ( ソニー ) /Mifare (Philips) の通信規格であり、 2003 年 12 月に ISO/IEC 18092 となった。 RFID (Radio Frequency IDentification) : 無線技術 を使った ( 個体 ) 識別を未する。 ュビキタス ID センター : 東京大学 /TRON 協会の坂村 ・白崎博生著 健教授カ醍唱したユビキタス ID 構想にもとづく開発、 ・ B5 判、 204 ページ 標準化をおこなっているコンソーシアム。 2003 年初頭 ・旧 BN4-7561-4451-9 に設立された。ュビキタス ID 対応のタグ、システム、 ・ 2 , 940 円 ( 税込み ) アプリケーションなどを開発している。 Linux カーネルがプートする仕組みを、コ ( かわきた・ゆうすけ慶應義塾大学、 ードを見ながら詳細に解説する。 CPU の うお・ようじろう IIJ 才麪椅研究所 ) 構造から、 Linux のプートローダとカーネ ルの動作、 init プロセスの起動までの道筋 をみていく。カーネルの「敷居」を低く する一冊。 目次から ハードウェアの制御ーー CPU のメモリ管理 -32 CPU の保護機能、割込みと例外 CPU のレ O アクセス、 PC / AT アーキテクチャ フロッピーからのプログラムのロード セットアップ・ルーチン、圧縮カーネルの展開 sta up ー 32 ルーチン start_ke 「 nel() と setup_a 「 ch() t 「 ap-init() 、 init- 旧 Q() 、 time-init() 、 mem_init() 「 est ー init ( ) からカーネルスレッドの生成まで init() と do_basic-setup() ユーザープロセス / sbin / init の起動 カーネ丿レデバッガ の LNX 0 “ 0 す 株式会社アスキー 〒 1 60 ー 8584 東京都新宿区信濃町 34 J 日信濃町ビル 出版営業部電話 (03) 5362 ー 3300 53 UNIX MAGAZINE 2004.5